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関係者によると、金第1書記は1月、「今年は農業、畜産、水産業を3大軸とする。食糧問題を解決すべきだ」として朝鮮総連に対し協力を指示した。これを受け、総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長は同月、ポンプを北朝鮮に送るための資金を供出するよう総連職員や傘下企業に求めた。職員や商工業者の中には、2月分の給料から割当資金が天引きされたケースがあったという。
朝鮮総連幹部らは、北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席誕生記念日「太陽節」(4月15日)に合わせ訪朝する予定だ。その際にポンプの購入資金を北朝鮮に直接持ち込み、北朝鮮と総連傘下企業との合弁会社「金剛原動機」(元山(ウォンサン)市)に製造させることを検討している。同社は、経済産業省から大量破壊兵器の開発懸念が払拭されない外国企業としてリストアップされている。
朝鮮総連は産経新聞の取材に「応じることはできない」としている。
経済制裁をめぐっては、京都府警などの合同捜査本部が3月26日、北朝鮮からマツタケを不正輸入した外為法違反の疑いで許氏の自宅を捜索。それでも朝鮮総連は北朝鮮への物品供与を続けようとし、政府は総連による日本からの送金や輸出入の監視を強化する。
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【用語解説】日本の対北朝鮮経済制裁
政府は3月31日の閣議で、4月13日が期限となる北朝鮮への独自経済制裁を2年間延長することを決定した。輸出入の全面禁止をはじめ、人道目的を除く北朝鮮籍船舶の入港禁止が柱。航空チャーター便の日本乗り入れ禁止も継続する。
中東を歴訪中だった朴槿恵(パク・クネ)大統領は、事件から4日後の9日に帰国し、その足で入院中の大使を見舞った。2006年に暴漢に刃物で顔を切りつけられた朴大統領は当時を振り返り、こう述べたという。
「(大使と自分は)どうしてこんなに似た点が多いのでしょう。負傷した部分も、同じ病院で2時間半手術を受けたのもそう。当時、医療スタッフが、傷がもうすこし長く深かったら大変なことになっていたと言ったのですが、それも似ている」。また、「私はその後の人生をオマケだと思い、国と国民のために生きていこうと決心しました。大使も今後は国と韓米同盟のために多くのことをしてくださるような気がする。むしろ(襲撃事件は)韓米関係がより近づく契機になったと思う」とも語った。謝罪の言葉があったかは不明だ。
リッパート大使は翌日退院した。しかしその間、韓国の政府やメディアは「揺るぎない米韓同盟」をしきりに強調。事件はあくまでも「従北派(北朝鮮の主張に従う者)の仕業」ということで一応は落ち着く。政府、メディアこぞって、慌ただしく“取り繕い”に努めるかのような姿が目立った。懸念された米韓関係の悪化は表面化せず、米国政府の外交(社交?)辞令で、とにかく問題は丸く収まった。何よりも韓国は、リッパート大使の度量の広さと懐の深さに救われたわけだ。
「のど元過ぎれば熱さを忘れる」ではなかろうが、米大使襲撃事件が「過去の出来事」として忘れ去られようとする中、韓国では再び、メディアを中心に日本批判が連日展開されている。4月末に訪米する安倍晋三首相の上下両院合同会議での演説に対するものだ。
韓国政府は「歴代内閣の歴史認識を継承し、歴史に対する真摯(しんし)な省察を見せることを期待する」(外務省報道官)と日本にクギを刺しつつ静観する構えをみせているが、メディアは「日本がワシントンで大金をばらまきロビー活動を展開している」「韓国政府は安倍首相の演説を“阻止”できなかった」「安倍訪米を前に日本の外務省が広報動画で、韓国などアジアの繁栄に日本は貢献、各国の建設を支援したと主張。新たな歴史歪曲(わいきょく)との声も」などと騒がしい。
日本が米国とうまくやっていくのは困ることなのだろうか。安倍首相の演説自体、不愉快で面白くないのだろう。韓国政府に対し、「安倍首相が日本の過ちへの責任を否定し、米国政府が免罪符を与えることがあってはならないと、米国政府と議会に明確に要求せねばならない」(東亜日報の社説)と鼻息は荒い。米大使襲撃事件の際、韓国社会を覆った気まずさは、もはやなく、3週間前までの米国への遠慮は感じられない。
自分(韓国)にとって都合の悪いことや嫌なことは、わずか数週間前のことでもすぐに忘れようとする。逆に、歴史問題など日本がからむことについては、執着し続ける。いろいろと掘り返し、自己中心の解釈に基づいた主張を執拗(しつよう)に押し通し、対日非難に熱中する。朴大統領自身、13年の就任直後に「加害者と被害者の立場は千年の歴史が流れても変わらない」と断言した。リッパート大使が韓国に見せたような度量の広さは、韓国には期待できないのだろうか。(
文書は米軍からベトナム駐留韓国軍最高司令官、蔡命新将軍に宛てたもので、日付は記載されていないものの1969年ごろの通報とみられる。韓国陸軍幹部らによる米紙幣や米軍票などの不正操作事件を説明したもので、その調査対象の一つとして「トルコ風呂」が登場する
その中で米軍は、ベトナムの通関当局と連携した調査の結果として「トルコ風呂は、韓国軍による韓国兵専用の福祉センター(Welfare Center=慰安所)」と断じた。また、その証拠として韓国軍のスー・ユンウォン大佐の署名入りの書類を挙げた。
その上で確認事項としてベトナム人ホステスがいることや「売春婦は一晩をともにできる。料金は4500ピアストル(38ドル)。蒸気風呂とマッサージ部屋は泊まりの際のあいびき部屋として利用できる」ことなどを指摘している。
この米公文書は、週刊文春(4月2日号)でTBSの山口敬之ワシントン支局長が最初に発表した。
現代史家の秦郁彦氏「ベトナムにおける韓国軍の住民虐殺、強姦はつとに知られていたが、その陰に隠れて慰安所経営にかかわっていたことが判明したのは、公文書では初めてだと思う。引き続きさまざまな公文書が出てくることを期待する。今後、米国にいるベトナム難民移住者らが声を上げる可能性もあり、韓国に旧日本軍のことを言う資格はないという意見も出るだろう」
中国人観光客らでにぎわう春節用の飾り付けがされたドン・キホーテ道頓堀店=大阪市中央区で2015年2月18日、梅田麻衣子撮影
◇全人代で「家電製品を大量購入」が議論呼ぶ
【北京・井出晋平】中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)で、中国人が海外で家電製品などを大量購入する「爆買い」が議論を呼んでいる。全人代や同時開催されている中国人民政治協商会議(政協)には多数の企業首脳らが代表として参加しており、「爆買い」を招く中国企業の弱さを反省する声が続出。政府も消費が海外に流出する現状に焦燥感を強めており、製造業の競争力強化などに乗り出す方針だ。
【特需にわく北海道】旅行客、夜は「爆買」
中国人による海外の消費額は昨年、1兆元(約19兆円)を超えたとされる。今年の春節(旧正月)は、円安の影響もあり訪日旅行者が急増。中国人旅行者が「四大宝」と呼ぶ炊飯器などの日本製品を「爆買い」する様子は中国メディアでも大々的に報じられた。中国ではまだ珍しい温水洗浄便座を大量購入する姿は、「便座事件」と注目を集めた。
中国国内の報道は当初、消費者の外国製品好きを批判する論調が目立った。中国中央テレビ(CCTV)が日中両メーカー製の炊飯器で炊いた米を消費者に食べ比べてもらい、「中国製の方がおいしく炊けた」と結論づけた番組が典型だ。
しかし、最近は「なぜ中国企業が同様の製品を開発できないのか」「日本企業も中国で製造している。なぜ中国メーカー製より人気なのか」と原因を分析する論調が登場。全人代や政協では、中国企業の問題点を素直に反省する代表のコメントが紹介されている。
全人代代表で家電大手TCLの李東生会長は中国メディアに対し、「メーカーとして中国の消費者に良質な製品を提供できず恥ずかしく思う。日本製品を超える努力をしなければならない」と発言。政協委員の楊元慶・聯想(レノボ)会長は「国民は国産品の品質やブランドを信頼していない」と認め、「国民の信頼を得るには技術革新が必要。外国製品のコピーはやめるべきだ」と提言した。
高虎城商務相は7日の会見で「海外での消費を国内に取り戻す」と宣言。今年の政府活動報告に盛り込んだ10カ年計画「中国製造(メード・イン・チャイナ)2025」を達成するため、製造業の品質向上と競争力強化に率先して取り組む姿勢を示した。
著名経済評論家、呉暁波氏は最近、インターネット上に「日本に行って便座を買う」と題した文章を発表し、「人件費の上昇などで中国企業の低コストという強みが薄れている。製造業のグレードアップが必要だ」と訴えた。
◇中国人「爆買い」
中国人観光客が日本で大量の土産物を買う現象は、円安や消費税の免税品目拡大が追い風になった。2014年に日本を訪れた外国人客は約1341万人と過去最高だったが、中でも中国人は前年比83%増の約240万人で、主要国で最大の伸び。日本での中国人の旅行消費額は前年比2倍の5583億円(全体の27・5%)で、1人当たりの支出額は約23万円と、米国(約17万円)、台湾(約13万円)、韓国(約8万円)を上回った。欧米の観光客は6~7割を宿泊や飲食に費やすのに対し、中国人は6割が買い物代。「カメラ・ビデオカメラ・時計」「電気製品」「化粧品」の人気が高い。2月の「春節」休暇で日本を訪れた中国人の消費は主要百貨店の売り上げを軒並み押し上げた。
海外メディアの報道によると、アマチュア写真家マーティン・ルメイさんがキツツキに乗って空を飛ぶイタチの衝撃的な写真を撮影してネットで話題になっている。一見、キツツキの仲間アオゲラとイタチの仲間イイズナが大冒険を企んでいるように見えるが、イタチがキツツキを食べようとしているのだ。写真の信憑性は確認されていないが、ネット上にはこの画像を基にしたパロディー画像もたくさん投稿されている。
マーティン・ルメイさんによると、イースト・ロンドンのHornchurch Country Parkで妻と散歩していた時に凄まじい鳴き声が聞こえ、双眼鏡で見たらキツツキが異様な飛び方をして、約25mの前方に降りた。キツツキの背に乗っていたイタチが捕まりきれずに落下し、キツツキは飛び去った。