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時代を見通す日本の基礎情報

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後ろ盾ソ連崩壊 「慰安婦問題」に傾倒 朝日報道と呼応 北が世論工作

朝日新聞の報道などで慰安婦問題追及の世論が日韓で盛り上がり始めた1992年、呼応するように北朝鮮は外交攻勢に打って出た。1月30日、中国・北京の北朝鮮大使館で行われた日朝国交正常化交渉で、慰安婦問題に初言及すると、韓国人記者団を初めて大使館に招き、「南北が日本から受けた苦痛は同じ。補償を求める民族感情は一つだ」と連帯を呼びかけた。

民族融和路線に舵

 2月の南北首相級会談でも共闘を働き掛け、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)のカウンターパートとなる「朝鮮日本軍性奴隷および強制連行被害者補償対策委員会」(朝対委)を組織した。韓国当局は工作機関の偽装部署とみている。

 元駐日韓国公使で評論家の洪●(ホン・ヒョン)は、北朝鮮が急に慰安婦問題に傾倒した背景には「冷戦終結がある」と分析する。89年から東欧の政権が次々倒れ、後ろ盾のソ連も崩壊。北朝鮮の指導者金日成(キム・イルソン)は「わが民族同士」を掲げ、民族融和路線にかじを切った。


北朝鮮は、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の人物を日本人研究者や市民団体、韓国人留学生に接近させ、戦時徴用問題などで世論攻勢を図ってきた。そこに飛び込んできたのが慰安婦問題で、南北共闘の「起爆剤」となった。

 北朝鮮は挺対協周辺にも食い込んだ。挺対協常任代表の尹美香(ユン・ミヒャン)が著書で明らかにしていることによると、運動のきっかけとなった沖縄在住の元慰安婦の支援者からして「朝鮮総連系の人だった」という。

 そればかりか、尹の夫とその妹は日本で北朝鮮工作員と接触したとして、有罪判決を受けた。尹自身、朝鮮学校支援に絡み、昨年1月、メール内容を韓国警察に押収された。これに対し、朝鮮総連機関紙が「通知なしに押収した」と非難する記事を掲げ、逆に連帯ぶりを印象付けた。

 韓国のニュースサイトは挺対協を「『反日』の仮面をかぶった『従北』だ」と報じている。

 慰安婦問題に関わった韓国の宗教家は、挺対協の戦略について「日本を国際社会から孤立させるとともに、韓国政府にも強く圧力をかけて、日本を攻撃せざるを得ない構図に追い込むことだ」と指摘する。

実際、挺対協は日本の「アジア女性基金」から「償い金」を受け取った元慰安婦に圧力をかけるなど、「反日」姿勢を鮮明にした。ただ、最初から韓国世論に歓迎されたわけではなく、たもとを分かったメンバーも少なくない。

盧武鉉政権で勢い

 挺対協をとりまく状況が変わったのは、親北の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が誕生したことだ。盧は2006年、慰安婦問題で日本政府の責任を追及する方針を打ち出した。歩調を合わせるかのように挺対協は韓国政府が日本に賠償を求めないのは違憲だと提訴した。韓国憲法裁判所は11年に「違憲」判断を下し、李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)両保守政権の手足を縛った。

 結局、朴政権は「取り込むことで、彼女らの動きを制御すべきだ」との声に押され、慰安婦問題に関する官民合同の検討会に尹を加えた。挺対協は韓国で確固たる地位を得たのだ。

 「極端な主張の彼女らと距離を置いた方がいいのは分かるが、いまそれを公言すれば、世論の袋だたきに遭う」

 韓国政府関係者は打ち明ける。

慰安婦を強制連行された「性奴隷」と認定した96年2月の国連の「クマラスワミ報告書」に記された「20万人」という数字はその後、米カリフォルニア州グレンデール市に設置された「慰安婦」像のそばにあるプレートに「戦時中、日本軍が強制連行して性奴隷にした20万人の婦女子が慰安婦にされた」と刻まれるなど、“事実”として広まった。

 最大の「敵国」であるはずの米国で「慰安婦像」設置の動きが広がる状況について、朝鮮労働党機関紙、労働新聞は「日本の歴史歪曲(わいきょく)に対する国際社会の答えだ」と手放しで喜んだ。

 米大統領、バラク・オバマは4月25日に訪韓した際の朴との共同記者会見で、歴史認識に関する韓国メディアの質問に答える形で、慰安婦問題について「甚だしい人権侵害だ」とまで言い切った。

 この発言を韓国側は歓迎したが、それでも挺対協の“欲”には限りがないようだ。

 韓国政府と挺対協の話し合いに同席したことがある韓国人の一人は、「挺対協は朴政権の動きについて日本への追及姿勢が弱く、かつ遅いと不満を抱いている。このままでは韓国政府も追及対象になりかねない」と危惧の念を強めている。

(敬称略)

●=火ふたつの下に「わかんむり」、さらに下に火

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北朝鮮が仕掛けた「20万人性奴隷」 「親北」公言する韓国の反日団体

中国・瀋陽で今年3月29日、韓国の反日団体「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」(挺対協)や北朝鮮の朝鮮民主女性同盟など約20団体が一堂に会した。討論会の主題は慰安婦問題だった。

 「南北の団体が政治的困難を乗り越えて再会し、連帯できたことに大きな意味がある」

 挺対協常任代表の尹美香(ユン・ミヒャン)(49)が討論会の意義を強調すると、北朝鮮代表も応じた。

 「日本の犯罪を総決算するために戦おう」

 討論会では、日本への抗議集会や署名活動を共同で進める決議文を採択した。署名の最終目標は「世界の10億人に慰安婦の真相を知らせる」ことだという。

 慰安婦問題で南北団体が顔を合わせたのは7年ぶり。韓国政府は北朝鮮側との接触を厳しく制限してきた。なかでも挺対協は「北朝鮮工作機関と連携し、北朝鮮の利益を代弁する親北団体」として、韓国治安当局が監視してきた。

 尹は今月20日、ソウルで産経新聞など日本人記者団の取材に対し、「人道主義的な『親北』だと思ってもらえばいい」と北朝鮮との“共闘”を隠そうともしなかった。


尹は討論会参加について「韓国統一省が承認した。今後も積極的に(北朝鮮団体を)支援するつもりだ」と断言。慰安婦募集の強制性を認めた平成5(1993)年の官房長官、河野洋平の談話を盾に「日本政府は法的責任を認め、賠償すべきだ」と語った。

 挺対協が北朝鮮と協力関係を築くきっかけとなったのが日本でのシンポジウムだった。団体発足間もない3年5月、東京で開かれたシンポジウムで、北朝鮮代表の最高人民会議副委員長らが「慰安婦の実態を独自に研究した。データもある」と当時の挺対協共同代表の尹貞玉(ジョンオク)に対日共闘を打診、合意したという。

 挺対協の働きかけで元慰安婦らが東京地裁に提訴し、4年1月に朝日新聞が「慰安所 軍関与示す資料」と大々的に報道すると、直後に北朝鮮国営の朝鮮中央通信はタイミングを計ったようにこう伝えた。

 「限られた資料でも慰安婦として連行された朝鮮女性は20万人に達する」

 翌2月には朝鮮労働党機関紙、労働新聞が慰安婦を「『皇軍』の性奴隷として連れてこられた年若い朝鮮女性」と表現した。現在でも日本を攻撃する際に用いる「20万人の性奴隷」というプロパガンダの原型がこのとき完成したのだ。

「20万人」という数字は1970年に韓国紙ソウル新聞が挺身隊として動員された日本女性と朝鮮女性の総数として挙げた数字だが、このとき記事はさして反響を呼ぶことはなかった。

 北朝鮮の工作活動に詳しい日朝関係者は、日韓の市民団体が作り上げた慰安婦問題を北朝鮮が利用し、あおり立てたと説明し、こう続けた。

 「日韓の世論を刺激し、政府と離反させる材料を常に探してきた北朝鮮にとって慰安婦問題は格好の素材だった」(敬称略)

【用語解説】韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協) 1990年11月、37の女性団体が集まって結成した。92年からソウルの日本大使館前で水曜日ごとにデモを続けている。日本政府に法的賠償と公式謝罪を求める強硬姿勢で知られる。2011年に同大使館前に慰安婦像を違法に設置した。12年には、ソウルに「戦争と女性の人権博物館」を開設。北朝鮮の金正日総書記死去の際は幹部が弔電を送った。

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America's great outdoors

The White House Thursday, May 22, 2014
 

America's great outdoors

Two years ago, President Obama set an ambitious goal: to attract 100 million international visitors to the United States each year by the end of 2021. Here's where we are:

More than 70 million travelers from around the world visited the U.S. in the last year alone -- and they spent more than $180 billion. That's huge, and it means big things for our economy.

It's part of the great news the President is sharing at the Baseball Hall of Fame in Cooperstown, New York today. And it's one of the reasons he designated a new National Monument in New Mexico yesterday -- permanently protecting nearly 500,000 acres as part of the Organ Mountains-Desert Peaks.

In honor of the occasion, the Department of the Interior took over our @WhiteHouse Instagram account yesterday to share some of their favorite photos of our great American outdoors.

See these incredible photos -- and learn more about President Obama's plan to grow America's economy through tourism.

Check out the Department of Interior's Instagram takeover

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中国、韓国に属国要求「朝貢外交の復活を」 李氏朝鮮時代に戻り奴隷状態の生活富裕格差

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領による、対中接近が止まらない。来月にも、中国の習近平国家主席とソウルで首脳会談をする見通しで、両者の会談は5回目となる。こうしたなか、習氏の外交ブレーンから「中国と韓国が同盟関係を結ぶべきだ」という驚きの提案が飛び出した。政府間でも、中国側が「朝貢外交」の復活を持ちかけていたことも発覚した。韓国が米国中心の自由主義陣営を離れて、中国にひざまずく日が来るのか。

 「朝貢外交に戻ったらどうか」


うれしそうな笑顔で朴大統領(左)と握手する習国家主席。その本心はいずこにありや(共同)【拡大】


 韓国紙・朝鮮日報は18日、中韓政府関係者の定期交流行事で、中国側の当局者が提案したという、衝撃的発言をこう報じた。朝貢外交は、中国皇帝に貢ぎ物を贈る代わりに、周辺国が正当性を認めてもらうもので、中国に「属国になれ」といわれたに等しい。

 同紙は、この話を聞いた韓国政府関係者の話として「真剣な話ではなかった」と伝えているが、韓国側はとしては「ただ怒りをあらわにしたり、笑ってごまかしたりするだけでは済まない」(同紙)のも事実だ。

 中国・清華大学の閻学通・当代国際関係研究院院長は先月24日、ソウル市内でのセミナーで、「10年後の世界は『米中2極体制』になるだろう。韓国が韓米同盟だけを維持するのは不利だ。中国と同盟関係を樹立するのが、両国いずれにも利益になるだろう」と呼びかけた。

 精華大は習氏の出身大学であり、閻氏は中国政府の政策立案に関わっているとされる習氏の外交ブレーンである。

 朝鮮日報によると、閻氏はセミナーで「韓中同盟の樹立が、日本から受ける脅威を減らすのに役立つ」とも強調した。同席した韓国人研究者は「時期尚早」と指摘したが、閻氏は「多くの韓国人が『十分に議論できる問題』と考え始めた」と胸を張ったという。


 中国が韓国を見下して、自陣営に取り込もうとしている様子が分かるが、「韓国の同盟国は米国」という事実は重い。

 北緯38度線を挟んで北朝鮮軍と対峙する韓国にとって、国内に駐留する約2万8500人の米軍は命綱といえる。先月25日の米韓首脳会談では、朴氏が戦時作戦統制権を韓国に移管する時期を先延ばしするよう“懇願”したばかりだ。

 ただ、中国による「韓国籠絡工作」も着々と進んでいるように見える。

 今年1月には、韓国側の長年の要望に応じて、日本の初代内閣総理大臣で、初代韓国統監である伊藤博文を暗殺したテロリスト、安重根の記念館を中国黒竜江省ハルビン市に開設した。

 朴氏の2月2日の誕生日には、習氏は中国の国家主席として初めて韓国大統領にお祝いの書簡を送った。今月26日には、中国の王毅外相が韓国を訪問し、来月の習氏訪韓に向けた協議を行う。習氏はまだ北朝鮮を訪問しておらず、韓国を優先する姿勢を示している。

 韓国からすれば、中国は最大の貿易相手国であり、北朝鮮に強い影響力を及ぼす大国である。習氏のアプローチに負けたのか、朴氏はオバマ米大統領との会談や、安倍晋三首相も交えた日米韓首脳会談を行う際は、直前に習氏と会ったり、電話会談するなど、習氏に必死に仁義を切っている。


こうした韓国の対中接近に、米国は警戒心をあらわにしている。

 オバマ氏は4月末の訪韓直前、韓国紙・中央日報の書面インタビューに応じ、「韓国の安全保障と繁栄を守ることができる基盤は米国だ」と語り、韓国を牽制した。

 米国の忠告に耳を貸さず、朴氏はこのまま対中傾斜の道を進むのか。

 韓国情勢に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「朴政権ができてから、急速に韓国から中国へのすり寄りが始まった。韓国人の世界観は『沈む米国、昇る中国』だ。保守系の朴政権の後に左翼政権ができれば、『中国の管理の下に南北を平和にしよう』と、中韓同盟の動きが出てくる可能性はゼロとはいえない」と予測する。

 米国と中国の間で「コウモリ外交」を続ける朴政権だが、将来の韓国左翼政権による「中韓同盟締結」の露払いをしているとすれば、これほど皮肉な話はない

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習近平はヒトラーと同じ末路にと予言 中国反体制本がヒット

4月30日に起きた新疆ウイグル自治区での爆破テロ事件で、ついに反政府活動の刃が、中国・習近平国家主席自身に向けられている。

 そんな中、中国政府がもっとも恐れる一冊の本が刊行された。2012年に米国に亡命した反体制作家、余傑氏が書いた『中国教父 習近平』である。香港の出版社から3月に出版されて以来、香港では大きな話題となっている。

 表紙にはでかでかと『中国教父 習近平』とある。教父とは、「ゴッドファーザー」という意味だ。余傑氏は、習近平がハリウッド映画『ゴッドファーザー』のファンだったというエピソードに着目し、同書で<『ゴッドファーザー』は習近平にとっての政治の教科書だった>と指摘している。

 <共産党は中国最大の黒社会(マフィア)である。トップである習近平はすなわち中国のゴッドファーザーと言える。ニューヨークのゴッドファーザーに比べると、まさしく「青は藍より出でて藍より青し」である。彼の支配する人口、資源は果たして何倍であろう>(同書より)

 そうして余傑氏は、いま中国で形成されつつある「習近平主義」について解説していく。曰く、<習近平の言う「中国の夢」とはゴッドファーザーの夢>だという。

 <経済的には中央の国営企業に独占的な地位を与え、(中略)内政では暴力による“治安維持”の姿勢を強め、軍事的には軍事費を急速に増強している。外交的にはトウ小平の「韜晦(とうかい)主義」(※注1)の遺訓を捨てて、対外拡張に向かっている>

習近平の野望は、共産党設立100年(2021年)を迎えることで毛沢東に肩を並べることだという。

 <習近平は肉体的には習仲勲の息子だが、精神的には毛沢東の息子である>

 さらに余傑氏は、習近平をヒトラーにまでなぞらえている。

 <ナチス政権の滅亡後、多くの人が「なぜナチズムはあれほど急速に広まったのか。かくも聡明で理性的なドイツ人が、なぜヒトラーの催眠にやられて言うなりになっていたのか」と困惑したが、これこそ今の中国共産党政権がそう簡単に瓦解しない理由である。

 習近平は政権の座に就いて以来、急速にファシズム化している。(中略)今や世界の「台風の目」のようなものだ。(中略)「ヒトラーはなぜ生まれたか」を答えることができれば、「習近平はなぜ生まれたか」についても答えることができるだろう。2人が台頭していった軌跡は、同じ線を描いている>

 だが、一方で余傑氏は、<習近平の夢は実現不可能だ>と断言する。

 <人権意識が低く、環境汚染とエネルギー消費の激しい「中国モデル」は、そう長くは続かない。奇形的な市場経済(事実上、国家が資本主義を独占している)はもはや終焉に達している。政治制度と経済制度の間にある矛盾は解決できず、習近平は安穏の10年間の任期を安穏と過ごすことなどできないだろう>

 <中央から地方に至るまでの共産党組織全体が、「狸寝入り状態」になっている。(中略)または「脳死状態」である。中央と地方はお互いを欺き合い、(中略)人民は党に忠誠を誓っているフリをする>

 そしてこう結論付ける。


<火山はいつか爆発し、黄河の堤防も決壊する。習近平の運命を中国の歴史に照らして見るなら、隋の煬帝、明の崇禎、清末の愛新覚羅載だろう。世界に見るなら、ナチスのヒトラー、ルーマニアのチャウシェスク、イラクのフセイン、リビアのカダフィである>

 習近平の命運は、ヒトラーをはじめとする独裁者らと同じ末路を辿ることになると予言するのだ。

 (※注1)トウ小平は、才能を隠して控えめにふるまい、なすべき事はなすという「韜晦外交」を提起し、尖閣諸島の領有権棚上げなどを主張した。


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