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(CNN) 米USエアウェイズの旅客機に盲導犬を連れて乗った目の不自由な男性が、盲導犬の居場所を巡って客室乗務員と言い争った末に、同機を降ろされる騒ぎがあった。残る乗客も乗務員の対応に抗議して全員が男性に続いて降り、同機は欠航となった。
騒ぎはフィラデルフィア発ロングアイランド行きのUSエアウェイズ4384便で13日夜に起きた。乗客のアルバート・リジさんは、盲導犬の「ドクシー」を連れて搭乗。ドクシーがリジさんの前に座っていられるように、前に座席のない通路側の席に案内されたという。
しかしリジさんによると、搭乗後間もなく、ドクシーは安全のため座席の下にいてもらわなければならないと客室乗務員に告げられた。
そこでドクシーは別の乗客の座席の下に連れて行かれたが、離陸前に起き上がって何度か居場所を変え、リジさんの座席の下に戻ってしまったという。この間に出発は2時間近く遅れていた。
客室乗務員がドクシーを命令に従わせるようリジさんに頼んだことから、2人の間で言い争いに発展。同機は搭乗ゲートに戻ることになり、空港警備員がリジさんとドクシーを連れ出した。
一部始終を見ていた乗客は、客室乗務員を降ろしてリジさんを乗せるべきだと騒ぎ始めた。乗客のカート・バドクさんは、乗客35人全員がリジさん支持で結束したと話す。機長の判断で同便は欠航となった。
USエアウェイズの広報はこの経緯について、乗務員の対応が適切だったかどうか調査していることを明らかにした。出発ゲートに戻ったのは、犬の行動によって安全上の問題が生じたためであり、リジさんは乗務員に対して暴言を吐いたと主張。乗客たちが興奮していたため安全な運航ができないと判断し、ゲートに戻った時点で乗客全員に降りるよう機長から指示したと説明している。
乗客は同航空が手配した無料バスでフィラデルフィア空港からロングアイランド空港へ向かった
17日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版サイトは、「韓国はなぜ日中韓首脳会談を開催したがらないのか」と題する記事を掲載した
最初に日中韓首脳会談の開催を呼び掛けたのは、2004年当時の韓国大統領の金大中(キム・デジュン)氏だ。3カ国首脳会談は2008年12月に東京で開かれたのを皮切りに、議長国を持ち回りで担当している。今年の首脳会談は5月に韓国で行われる予定だったが、中国政府が尖閣諸島をめぐる問題で出席に難色を示した。11月7日にはソウルで第8回日中韓高級事務レベル協議が開かれたが、首脳会談の日程調整で折り合わず、年内開催は困難となっていた。
3カ国首脳会談の来年の議長国は日本だが、年内の開催がほぼ実現不可能となったことで1年間の空白期間ができることになる。中国側は韓国側に来年あらためて議長国を担当する意思があるか打診した。もし韓国開催となれば、中国の李克強(リー・カーチアン)首相は日本行きを避けることができるからだ。日本側も韓国開催を希望している。しかし韓国側が「準備ができていないので困難」と回答したことに対し、日本は「韓国はなにもせずに放棄した。議長国としての責任を果たしていない」と強い不満を示した。
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が先ごろ、慰安婦問題に対する日本側の態度を繰り返し非難したことで、日本は韓国への不満を一層募らせている。日本の外務省は11月4日、「最近の韓国による情報発信」と題した文書をまとめた。文書では、「慰安婦問題は1965年の日韓請求権・経済協力協定に基づき『完全かつ最終的に解決済み』であるにもかかわらず、韓国側は請求権協定の対象外としている」と韓国政府を批判している
日本のマスメディアでは報道されなかったが、これは3月18日に韓国で起きた「カンボジア人妻殺害事件」が関係している。韓国江原道春川のマンションで、当時45歳だった夫が、カンボジア人の妻に睡眠剤を飲ませた後、放火して殺害した事件だ。
その後の捜査で、夫が妻に巨額の保険金を掛けていた事実が発覚。その背景と見られたのが、韓国人による現地での「人身売買疑惑」である。
「貧しい地方のカンボジア人女性が、“韓国に行くと幸せになれる”、“韓国人男性は王子様”という宣伝文句に騙され、事実上買われたかたちで国際結婚する。それが両国の外交の大問題となったのです」(現地に詳しいジャーナリスト)
2000年代に入って、カンボジア国内では悪質な韓国人ブローカーが「カンボジア妻」を仲介する“結婚紹介業”が横行。しかし実際は、韓国へ渡ったカンボジア人妻が家庭で暴力を振るわれ、虐待されるケースが続発。事態を重く見たカンボジア政府が、韓国人男性との結婚を一時禁止したのである。
15日、韓国紙・中央日報中国語版サイトは、「韓国がはまった『先進国になった』という錯覚の泥沼」と題したコラム記事を掲載した。写真はソウル。
2013年11月15日、韓国紙・中央日報中国語版サイトは、「韓国がはまった『先進国になった』という錯覚の泥沼」と題したコラム記事を掲載した。以下はその概要。
謝った認識、つまり「錯覚」が個人や組織の運命を誤った方向に導くことがある。ただの風邪だと思って軽くみていると肺炎に悪化し、市場や技術の変化を読み間違えた企業は危機的状況に陥る。このように、どんなに些細な錯覚でも危険を招くことになる。
韓国が先進国になったと考えている人は多い。おしゃれなファッションに豪華なレストラン、高級外車に海外旅行客であふれる空港、最新型スマートフォンを目にすれば「われわれは豊かになった」と感じる。
しかし、韓国は本当に先進国になったのだろうか。経済的側面では、まだ中進国レベルだ。韓国のGDP(国内総生産)の高さは世界で25番目に多い人口によるもの。1人当たりのGDPでは34位で、オマーンやバーレーンよりも低く、香港やイスラエルの3分の2のレベルしかない。国民の生活水準を見ても、国民1人当たりの住居面積(2010年基準)は25平方メートルで、小さな家で有名な日本よりも狭い。公園も不足しており、ソウル市民1人当たりの公園面積は8.5平方メートルで、ロンドンやベルリンの3分の1だ。
国民意識も先進国と大きな差がある。世界銀行によれば、「法治主義」のレベルが高いほど経済・社会発展の水準が高くなる。だが、韓国の法治主義順位は経済協力開発機構(OECD)加盟国31カ国のうち25位と低い。一方、地域、労使、理念など社会的な問題を示す葛藤水準も、韓国はOECD加盟国のうち2番目に高く、社会葛藤に伴う経済的損失は年間最大246兆ウォン(約23兆円)にも上る。
また、最近の韓国経済が示す成長率は世界平均に及ばない。1人当たりの国民所得が2万ドルから3万ドルになるまで、先進国の平均は9.6年。日本は5年、ドイツは4年でこれを達成したが、韓国は07年に2万ドルを突破して以降、現在も2万ドル前半だ。
韓国はまだ先進国とは言えず、先進国に向かってもいない。一刻も早く「先進国錯覚症」から抜け出さなければならない。低成長を当然のように感じてしまう「低成長不感症」から脱出するには、そうするしかないのだ。楽観的な錯覚は努力ではなく油断を招くだけだ。「満たされるな、貪欲であれ(Stay hungry,Stay foolish)」というスティーブ・ジョブズ氏の言葉にもあるように、現状に満足している人間に未来はない