忍者ブログ

時代を見通す日本の基礎情報

日本を取り巻くアジア情勢の変化 世界の情報を辛口で伝える情報部ログ 世の中はめまぐるしくかわっていきます その中で取り残されない為の情報をお伝えします Changing Asian situation surrounding Japan Tell the world information by information Department log The world is rapidly mood In order not to lag behind in its informed the <a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" rel="nofollow">なんでもまとめてお売りください!宅配買取「いーあきんど」</a> <img border="0" width="1" height="1" src="https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3BDZ68+72TSYA+4IRQ+5YJRM" alt="">

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


歴史認識批判 反日源流、拭えぬ「父の呪縛」

与野党の“痛み分け”に終わった韓国統一地方選では、選挙戦を通じ旅客船「セウォル号」沈没事故の責任の所在が問われ続けた。その中で、安全や倫理観などをなおざりにしてきたのは、朴槿恵(パク・クネ)大統領(62)の父、朴正煕(チョンヒ)元大統領の経済優先の効率主義のせいだ-との見方が出た。

 5月19日、朴大統領は謝罪と再生のための「国民への談話」を発表し、犠牲者の高校生名を読み上げながら涙を拭おうとしなかった。この「涙の謝罪」以来、世論は変わり保守の逆バネ(強すぎる進歩派への反発)が起きた。

 朴氏の涙の理由は何だったのか。救えなかった命への謝罪の意味もあったろう。しかし、「経済優先の効率主義」という父の時代への批判に対する無念の涙だったのでは-とも取り沙汰された。感情を出さず「氷姫」のあだ名もある朴氏だが、父に関しては感情があふれるからだ。

 2年前の大統領選終盤でも朴氏は目を真っ赤にして声を震わせたことがある。朴正煕時代の人権侵害について問われ、窮地に追い込まれた朴氏は緊急会見を行い、初めて父の軍事体制を正面から批判したのだ。

 父の影は朴氏をいまも追いかけてくる。


「愛国者になるしか」

 愛国心は父のDNA、強い倫理観は母、陸英修(ユク・ヨンス)氏の教育によるものとされる。小学5年生で大統領府(青瓦台)に入り、父の暗殺を受け27歳で妹弟の手を引きながらひっそりと出た。

 『青瓦台という空間で15年間暮らしている間に、私は愛国者になるしかなかった』(自伝)との文章には、父母に恥じない娘であろうと生きた日々の心情がにじんでいる。

 政界入りは1997年のアジア通貨危機が発端。財政破綻寸前の祖国は国際通貨基金(IMF)体制下に入った。これを機に『私は「政治家朴槿恵」の道を行くことに決めた。自分の生活の全てを捧げる覚悟を固めた』(自伝)という。実は、通貨危機の際も原因の一つとして「60~70年代の朴正煕時代の産業化」がやり玉に挙げられ、父の時代が批判されていた。

 朴槿恵氏を突き動かしたのは愛国心、そして使命感、正義感だったといえる。

イデオロギーを体現

 65年の日韓国交正常化を主導したのは父、朴正煕だ。朴正煕は親日派に分類される。だが、朴槿恵氏は、慰安婦や靖国問題でひたすら韓国国民の歴史観に寄り添う。


「加害者と被害者の立場は百年、千年たっても変わらない」と言い続け、外国首脳に「日本の歴史認識が問題」と訴えるのだ。

 真意はどこにあるのか。韓国出身の評論家で朴槿恵氏より4歳下の呉善花(オ・ソンファ)氏は朴氏が受けた60年代の教育は「(文化的な)韓国優越、日本蔑視一色だった」と振り返る。

 「日本は、朴正煕のイメージから朴槿恵氏に親日の幻想を抱いたが、韓国で朴正煕は反日教育を徹底した人物として知られる。朴槿恵氏はその時代の反日イデオロギーの体現者なのだ」

 韓国現代史に詳しい木村幹・神戸大教授は朴氏の心情をこう推し量る。「朴正煕は徹底した実利主義者だった。一方で朴槿恵氏は、国を奪われた恨(ハン、韓国語で悲しみ、恨みの意)を父が持っていたことも知っている。国交正常化当時、韓国は国力が弱く言いたいことも言えなかった。朴槿恵氏は『だからこそ“未完に終わった日韓交渉”を私が完成させる』という気持ちではないか」。歴史問題は“未完”というわけだ。

 朴槿恵氏の原点は父・朴正煕にある。その父の偉業である「漢江(ハンガン)の奇跡」「日韓国交正常化」という遺産が、21世紀のリーダー朴槿恵氏の政治力を問うてもいる。

拍手[0回]

PR

「日本より弱い」とベルギーに断定された韓国代表 メディアは必死の盛り上げ LET IT GO~

6月12日(日本時間13日)に開幕するサッカーのブラジルW杯。いよいよ1週間足らずに迫ったが、H組で1次リーグを戦う韓国の前評判が芳しくない。2002年日韓大会でベスト4の成績を残したアジアの強豪も、今回はソウルでの強化試合に0-1で敗れて「12年ぶりに壮行試合に敗れた」と騒がれ、W杯で同組のベルギーには「日本より弱い」と評される始末。ついには海外のブックメーカーで「H組3位で1次リーグ敗退」と予想され、同国メディアの反論にも得意の切れ味が漂ってこない。5月28日にソウルで開催されたチュニジアとの親善試合で得点を許し敗れた韓国代表チーム(AP)

5月28日にソウルで開催されたチュニジアとの親善試合で得点を許し敗れた韓国代表チーム(AP

 韓国サッカーといえば、日本にとって「永遠のライバル」といわれたものだが、最近はギクシャクした日韓関係のせいで対戦することもめっきり減った。今年、韓国代表は5試合の国際親善試合を行い、2勝3敗。2月のメキシコ戦では0-4で大敗している。その際は「親善試合の成績に一喜一憂しないで。(韓国を日韓大会でベスト4に導いた監督の)ヒディングもW杯の6カ月前までアメリカ、コスタリカ、カナダ、ウルグアイに連敗しながらW杯4強に導いた」と冷静さを呼びかける声までツイッターに登場した。

「12年ぶりに敗れた壮行試合」というのは5月28日にソウルで開催されたチュニジアとの親善試合。本大会でベルギー、ロシア、アルジェリアと同組の韓国としては、アルジェリアを想定した試合だった。アフリカ最終予選で敗退したチュニジアに対し、韓国は前半終了間際にカウンターから失点。欧州組など「精鋭メンバーを起用した」(韓国紙・中央日報=電子版)はずのチームはコンディション不良で無得点に終わった。韓国の洪明甫監督は「選手は体をつくっている状態で100%ではない。本番初戦のロシア戦(日本時間18日)に合わせて引き上げる」と釈明に追われた。

 しかし、チュニジアの監督は韓国について「個人の技術はあるが、スピードが落ち、守備でも弱点をさらした。注意しなければならない相手だが、恐れる必要はない」と論評し、ブラジルW杯で3戦目(同27日)に対戦するベルギーの代表コーチはもっと辛辣だった。「韓国は活動量の多い典型的なアジアのチームだ。日本と似ているが、両チームを比較すると、日本のレベルの方がより高い」と評した上で、「前回の南アフリカW杯の出場チームに比べても強くはない」と言われてしまった。

 米スポーツチャンネル・ESPNをはじめとする多くの海外メディアは、H組ではベルギーとロシアが16強に進出すると予想。英国のスカイスポーツは、ブラジルW杯参加32カ国で韓国の順位が29位になる分析した

ベルギーは欧州予選A組で8勝2分の無敗で予選を通過。ロシアもF組で7勝1分2敗で1位。韓国はアジア最終予選を4勝2分け2敗で、イラン(5勝1分け2敗)に次ぐ2位で出場権を手にしているだけに、「1次リーグ3位敗退」という海外ブックメーカーの予想も、的外れともいえない。

 こうした指摘に、中央日報は「海外ブックメーカーの予想は冷静だ。しかし、結果はふたを開けるまで分からない」と反論。ロンドン五輪で3位となった際も1次リーグで1、2戦のメキシコ、スイスに連敗すると予想されたのが「実際は1勝1分けだった。試合を重ねるにつれて安定した力を見せた」と力説している。

 さらに、韓国のジョイニュース24は「洪明甫・韓国代表監督はこのような予想を覆す準備をしている。(16強だった)2010年に南アフリカで見せた韓国サッカーの底力を再び世界の舞台で見せる時が近づいている。W杯16強に進出した後、事前の予想に対して涼しい顔で嘲笑すれば良いのだ」と鼓舞している。



拍手[0回]


瀕死の中国経済韓国を道連れ破綻へ LETS IT GO~

中韓経済はやっぱりダメなのか。中国の不動産市場は「タイタニック号の衝突寸前の状態」で、世界第2位の経済も「歴史的破綻の崖っぷち」と米メディアは相次いで報じている。そんな中国に政治的にも経済的にも依存する韓国も巻き添えとなり、経済混迷に拍車がかかっている。最新の製造業の指標もそろって低調で、中韓共倒れの懸念が一段と高まっている。

 「中国の不動産業界は氷山に衝突直前のタイタニック号だ」

 米ウォールストリート・ジャーナル紙は、中国の不動産王と呼ばれる大手デベロッパー「ソーホーチャイナ」の潘石屹(パン・シーイー)会長が、5月下旬に開かれたセミナーでこう発言したと報じた。潘氏は第1四半期(1~4月)の時点で新規の建築着工は約25%落ち込んでいると指摘、「住宅価格が20~30%下落すれば、不動産業界より大きな危機が金融セクターで表面化するだろう」と予測した。

 香港メディアでは、別の不動産開発大手トップが「中国不動産の黄金時代は終わった」と発言したことも報じられた。

 不動産や金融の危険な兆候は製造業にも影を落とす。英金融大手HSBCは、中国の製造業の景況感を示す5月の製造業購買担当者指数(PMI)の確定値を49・4と発表、速報値の49・7から下方修正した。景況判断の節目となる50を5カ月連続で下回っている。HSBCの中国担当チーフエコノミストは「特に不動産部門が弱く、底打ちしたというには時期尚早だ」と指摘する。

土地の使用権売却による収入に頼ってきた地方政府の財政は、不動産バブル崩壊で一段と悪化する。中国政府は、一部の地方政府による債券の直接発行を認めるなど手は打っているものの、その効果のほどは不透明だ。

 習近平体制の政治リスクも見逃せない。米経済誌フォーブスは「“21世紀は中国の世紀”という声は聞かれなくなった。いまや歴史的破綻の淵に立っている」と評するジャーナリストのゴードン・チャン氏の寄稿を掲載した。習政権の多国籍企業への差別的な対応について「長期的にみて経済に非常に悪い。●(=登におおざと)小平氏の改革開放路線から学んでいない」として、投資家の資金はインドに流れると分析している。

 そんな斜陽の中国に頼っているのが韓国だ。昨年の輸出のうち、中国向けの比率が26・1%と過去最高水準に達しているが、ここに異変が生じている

 朝鮮日報によると、2000年代に入って毎年20%超の伸び率を記録してきた韓国の対中輸出が急速に伸び悩み、今年1~5月の伸び率はわずか1・3%にとどまったという。衣料品など中国からの加工品輸出が低迷したことに伴い、韓国から中国への原材料や半製品の輸出も急速に伸び悩んだという。

 一方で内需も低迷しているが、旅客船「セウォル号」事故の影響だけでなく、構造的な問題を抱える。家計債務の増大だ。家計の債務は1000兆ウォン(約100兆円)を突破、なお急速に増加している。英エコノミスト誌は「家計債務が経済成長を妨げる恐れがある」と論評した。

経済の内憂外患は指標にも表れている。HSBCが発表した5月の製造業PMIは49・5と50を下回り、「中国と国内経済の需要低迷を反映している」とコメントされている。シンクタンクの韓国経済研究院も今年の成長率見通しを下方修正した。

 中国依存経済の行き詰まりがはっきりしてきたが、朴槿恵(パク・クネ)政権は「従中路線」に突き進んでいる。5月には中国当局者が韓国政府の関係者に「朝貢外交に戻ったらどうか」と発言したことも話題になった。半ば冗談とはいえ、皇帝に貢ぎ物を贈る代わりに属国として正当性を認めてもらうという前近代的な提案をされたことで、韓国の弱い立場が浮き彫りとなった。

 中韓経済に詳しい東洋経済新報社元編集局長の勝又壽良氏はこう指摘する。

 「中国経済が今後、塗炭の苦しみを味わうことは避けられないが、そんな相手と『反日同盟』を組む韓国は、過去の恨みで未来への希望をつぶしている。アジア外交で孤立状態にある中国は、韓国をつなぎ止めようと気を持たせているが、朴政権はいつまでこの手に乗せられるのだろうか」


拍手[0回]


土地の使用権売却による収入に頼ってきた地方政府の財政は、不動産バブル崩壊で一段と悪化する。中国政府は、一部の地方政府による債券の直接発行を認めるなど手は打っているものの、その効果のほどは不透明だ。

 習近平体制の政治リスクも見逃せない。米経済誌フォーブスは「“21世紀は中国の世紀”という声は聞かれなくなった。いまや歴史的破綻の淵に立っている」と評するジャーナリストのゴードン・チャン氏の寄稿を掲載した。習政権の多国籍企業への差別的な対応について「長期的にみて経済に非常に悪い。●(=登におおざと)小平氏の改革開放路線から学んでいない」として、投資家の資金はインドに流れると分析している。

 そんな斜陽の中国に頼っているのが韓国だ。昨年の輸出のうち、中国向けの比率が26・1%と過去最高水準に達しているが、ここに異変が生じている

 朝鮮日報によると、2000年代に入って毎年20%超の伸び率を記録してきた韓国の対中輸出が急速に伸び悩み、今年1~5月の伸び率はわずか1・3%にとどまったという。衣料品など中国からの加工品輸出が低迷したことに伴い、韓国から中国への原材料や半製品の輸出も急速に伸び悩んだという。

 一方で内需も低迷しているが、旅客船「セウォル号」事故の影響だけでなく、構造的な問題を抱える。家計債務の増大だ。家計の債務は1000兆ウォン(約100兆円)を突破、なお急速に増加している。英エコノミスト誌は「家計債務が経済成長を妨げる恐れがある」と論評した。

経済の内憂外患は指標にも表れている。HSBCが発表した5月の製造業PMIは49・5と50を下回り、「中国と国内経済の需要低迷を反映している」とコメントされている。シンクタンクの韓国経済研究院も今年の成長率見通しを下方修正した。

 中国依存経済の行き詰まりがはっきりしてきたが、朴槿恵(パク・クネ)政権は「従中路線」に突き進んでいる。5月には中国当局者が韓国政府の関係者に「朝貢外交に戻ったらどうか」と発言したことも話題になった。半ば冗談とはいえ、皇帝に貢ぎ物を贈る代わりに属国として正当性を認めてもらうという前近代的な提案をされたことで、韓国の弱い立場が浮き彫りとなった。

 中韓経済に詳しい東洋経済新報社元編集局長の勝又壽良氏はこう指摘する。

 「中国経済が今後、塗炭の苦しみを味わうことは避けられないが、そんな相手と『反日同盟』を組む韓国は、過去の恨みで未来への希望をつぶしている。アジア外交で孤立状態にある中国は、韓国をつなぎ止めようと気を持たせているが、朴政権はいつまでこの手に乗せられるのだろうか」


拍手[0回]

" dc:identifier="http://zero.indiesj.com/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E7%80%95%E6%AD%BB%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E7%B5%8C%E6%B8%88%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%82%92%E9%81%93%E9%80%A3%E3%82%8C%E7%A0%B4%E7%B6%BB%E3%81%B8%E3%80%80%EF%BC%AC%EF%BC%A5%EF%BC%B4%EF%BC%B3%E3%80%80%EF%BC%A9%EF%BC%B4%E3%80%80%EF%BC%A7%EF%BC%AF%EF%BD%9E" /> -->

偽日本ブランド「メイソウ」をさらにパクってる店に行ってきた

 ロゴはユニクロ似で、商品は無印良品まがい、そして名前はダイソー風――日本発だと嘘をつき、日本品質を強調する雑貨店「メイソウ」の存在が日本で話題となっている。

 そんな中、快進撃を続けるメイソウを、なんとさらにパクった店舗まで出現した。メイソウ同様、ユニクロそっくりの赤地に白字で「ゆうやと」(漢字表記は「優宿」)と書かれた店舗が、深圳市にあるメイソウの3軒隣で営業しているのだ!

 ここも同じく「日本品質」を謳う10元均一の雑貨店で、店内BGMはメイソウ同様、ワールドオーダーの曲を採用する徹底した真似っぷり。ただしメイソウに比べて日本語が表記された商品は少なく、ハングル表記のものもチラホラ。ブランド戦略もメチャクチャのようだ……。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=649315

「ゆうやと」

「国際有名生活ブランド」と書かれた袋に、「木製のシャツハソガー」と書かれたプラスチック製(笑)のハンガー

 取材班が店内で撮影していると、店員が飛んできて画像データの消去を迫られた。悔し紛れに店員に「メイソウのパクリ?」と聞いてみると、自信満々でこう答えた。

「我々の方が先に開店したのよ」

 一方、3軒隣の“本家”にゆうやとについて訊くと「やつらこそパクリ」と見下した口ぶり。この店員によれば、たしかにこのエリアで開店したのはゆうやとが先で、メイソウ側は偽物を駆逐するため、あえて近くにオープンさせたという。日本では偽物と批判を浴びているが、さらにコピーされたゆうやとと並んで見ると、「元祖」としての風格さえ漂って感じられる……。

 次に、ゆうやと商品に記載の住所を訪ねた。応対に出てきた社員は、「メイソウとは全く異なるブランドだ」と憮然と答え、その後はノーコメントを貫いた。また商品には、メイソウと同じく東京にある日本本社の住所もあるではないか。

 さっそく、そこにも足を運んだ。JR中野駅から徒歩7分。築40年以上と思しき古びたマンションの一室だった。郵便受けには「佐藤」とだけ書かれており、今も居住している様子だったが、玄関ベルを鳴らしても応答はなかった。もしかすると、ゆうやと関係者(中国人?)が以前ここに住んでいたのかもしれない。

 今後も、中国各地でねずみ算式にメイソウの類似店が増えていくのかもしれない。

 5/27発売の週刊SPA!「中国[“偽”日本ブランド]再燃の裏側」では、「メイソウ」の本社や日本人デザイナーとされる人物を直撃。さらに変化する中国偽物ビジネス市場から模倣品ビジネスの現状と日本製品への影響を探っている。 

拍手[0回]


「パイロット資格」乱発する韓国軍の恐ろしき“訓練偽装”…

ミサイルを“落とした”韓国のF-4戦闘機(KDNのHPより) 
Korea missile "dropped" F-4 fighter than KDN HP

Unreliability in the common sense and can't

 

 客船「セウォル号」沈没事故での救出活動をめぐり、政府や海洋警察とともに大きな批判を浴びた韓国軍だが、客船事故後もトラブルや不祥事が相次ぎ、国民をあきれさせている。戦闘機はミサイルを落とし、20億円の自慢の無人偵察機は墜落。空軍基地の滑走路も手抜き工事で使用停止に。さらに、飛行時間が足りなくても「機長」の資格を与える訓練擬装が過去何年にもわたって常態化していたことも発覚。大事故の反省を生かすどころか、不正は底なしの様相を見せている。

(岡田敏彦)

 

ミサイルが落下、そして発射され

 聯合ニュース(電子版)などによると、セウォル号事故の2週間後の4月29日に忠北清原にある空軍基地の滑走路で、離陸しようとしていたF-4ファントム戦闘機に搭載されていたミサイル1発が機体から外れて滑走路上に落下した。これだけでも大問題だが、「ミサイルは機体から外れた衝撃で一部破損した」とする軍の発表が虚偽だったことが分かり、再び軍批判が沸騰する事態となった。

 実はミサイルの推進装置(ロケットモーター)の部分が、滑走路から約2・3キロ先の地点まで飛んでいたことが明らかになった。つまり、ミサイルはただ落ちたのではなく、その後「発射」されていたのだ。

 軍では当初「転がった」などと説明していたが、2キロも転がるミサイルがあるわけもなく、韓国マスコミは「誤射じゃないのか」と追及。その結果、軍はようやく「パイロットがミサイルを発射しようとしたわけではなく、発射の電気回線がショートした」と公表した。

 またも整備不良が原因の事故だったわけで、空軍の対応については朝鮮日報などが「意図的に事態を縮小・隠蔽(いんぺい)しようとしたのではないか」と報じている

無人偵察機は墜落

 さらにこの事故の翌日の5月1日には200億ウォン(約20億円)かけて開発した陸軍の無人偵察機「ソンゴルメ(隼)」が京畿道楊州市近郊の山に墜落する事故が起きた。中央日報(電子版)などによると、ソンゴルメは全長約4・8メートル、全幅約6・4メートル。時速150キロで5時間近く滞空でき、光学センサーで数キロ離れた場所を偵察できる性能があるが、制御を失い墜落したとされる。

 さらに今回の事故をきっかけに、韓国空軍ではこれまでに操縦ミスで偵察機が10機以上墜落していたことも明るみに出た。日本円で200億円以上の損失という。

 セウォル号沈没事故で政府や軍の信用が失墜し、反省が求められている時期だが、さらに信じられないようなトラブルは続く。

 5月16日に韓国MBCテレビなどが報じたところによると、慶北醴泉の空軍基地「醴泉飛行場」で20億ウォン(約2億円)かけて滑走路などの改良工事が実施されたが、完了後にさまざまな欠陥が露呈しているという。

 滑走路の約500メートルにわたる区間で、舗装の浮きやひび割れが発生したほか、滑走路につながる航空機移動用の誘導路でも同様の被害が露呈。滑走路はすでに運用していたが、戦闘機のタイヤがパンクして重大事故につながる恐れがあるため、結局、12日から使用を全面中止した。

 戦闘機のパイロットを養成する教育部隊も練習機の飛行停止を余儀なくされ、生徒たちは地上で座学の授業を受けているという。

 朝鮮日報(電子版)によると、国防部の関係者は「冬場に凍った地面が春になって緩み、工事区間に亀裂が生じた可能性がある」と指摘。凍って固くなっただけの軟弱地を地盤改良せず、表面だけを舗装工事していた疑いがある。国防部は業者の手抜き工事の可能性があるとみて調査している

マニュアル・規則が守れず

 ちなみに韓国世論は怒りやあきれを通り越し、もう諦めたかのような反応で、ネット上には「セウォル号事故では、(海面に)落ちなけれなならない救命ボートが落ちなかったのに、軍では落ちてはいけないものばかり落ちる」と、皮肉るような書き込みも見られた。

 韓国内ではセウォル号沈没事故で「韓国のレベルは落第点、三流国家のものだった」(中央日報)、「最初から最後まで間違えた」(現地誌ハンギョレ電子版)など自虐報道が相次ぎ、「すべての部門で各自が『いい加減な』慣行から抜け出すために気をしっかりと持たなければならない」(中央日報)など反省や戒めの声も盛んに聞かれた。が、そうしている間にも軍ではトラブルが相次いでいたことになる。

 これまでも欠陥工事でマンホールが陥没して戦闘機が主脚を落としたり、整備ミスで旧式戦闘機が次々墜落したりとトラブルは絶えなかったが、技術的な未熟さを別にすれば、これらは練度(訓練)が足りないことから起きたミスがほとんどだ。しっかりマニュアルを読み、規則を守れば起きなかった事故は多い。

 だが、練度不足よりも恐ろしい事実が明らかになった。

 空軍の練度を推し量る一つの指標であるパイロットの総飛行時間は、年間約130~140時間。約200時間の米軍や英国、180時間の日本(いずれも諸説あり)と比べると少ないが、北朝鮮(20時間)や中国(30時間)とはケタ違い。この数字を見ればしっかり訓練しているように見えるのだが、実はこの数字が全く信用できないことを韓国KBSテレビが報じた。韓国空軍は過去12年にわたって、虚偽の飛行時間を記した証明書を発行してきたというのだ。

偽装の常態化

 韓国空軍では飛行訓練を終えた後、コンピューターに飛行時間などのデータを打ち込んで管理しているが、今回発覚したのは“水増し”などといった生やさしいものではない。機長や副操縦士、航法士、教官、学生などを区分しないまま、すべて「機長」として証明書を発行していたのだ。これは直接操縦せず、横に座っていただけの乗組員にも離着陸回数や操縦回数が実績として与えられることを意味する。操縦していなくても、操縦した経歴が与えられるのだ。

 訓練擬装が行われる背景として指摘されたのが、除隊後の就職活動だ。軍を離れて民間で再就職するとき、パイロットの肩書があれば有利。飛行時間が多ければ民間航空会社への就職も可能だ。そうした事情から偽装が常態化しているという。

 韓国KBSテレビによると、航法士(ナビゲーター)として輸送機に乗っていた人物が、機長として2600時間を飛行したとの軍の証明書をもらい、機長の資格を持って東南アジアの航空会社に就職したという。民間旅客機のパイロットに再就職した人物が、実は機長の操縦を横で見ていただけだった-という空恐ろしい事態が起きているのだ。

 とはいえこの擬装、空軍の軍人にとっては秘密の利権のようなものだという。特権に執着する、そんな軍の慣行をどう考えればいいのだろう。

 訓練していなくても訓練したことになる隊員。それと同じく、整備していなくても整備したことになるという悪しき慣行が、連続する事故の原因ともいえる。韓国では海洋警察の解体が決まったが、軍も一度解体して出直した方がいいのかもしれない。



拍手[0回]